2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
間違えなくいい小児科の先生を見分ける方法をご紹介します。1つ目は病院の混み具合と待ち時間の長さを見ます。病院のほとんどは午前の診察時間を午前9時から12時までにしています。しかしこの時間内で患者さんが均等に受診するということはほとんどありません。一般的にみると午前11時以降に患者さんの半数が病院を受診しているそうです。それは家事がひと段落してから来院するとか、子どもが熱で朝方ゆっくり寝ていたからなどの理由によるそうです。ですからこの時間帯に受診すると当然病院は混んでいて待ち時間も長くなります。そんなときには午前10時30分くらいまでを目安として受診してみてください。普段よりも先生にゆっくり話を...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
2004年に始まった医師研修制度改革も、小児科医不足や小児科閉鎖に大きく影響を与えたと言われています。医師が足らないと言われていますが、医師の数自体は毎年増え続けています。原因は医師の数ではなく、医師の偏在によるものなのです。医師の偏在の1つに、地域格差が挙げられます。人口あたりの医師数を見てみると、北海道や東北などではかなり少なくなっていて、東京などの都市部に医師が集中しているのがわかります。こういった地域格差を加速させた要因が医師研修制度改革なのです。従来、研修医は医科大学に所属してその後各地の病院へ派遣されていました。そのため極端に医師が少ない無医村状態の地域に出向くこともありました。し...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
万が一のために、小児科を受診する前に自宅で親ができる応急処置を覚えておくといいと思います。またどのような症状のときに、急いで小児科を受診しなければいけないかその参考にもなると思います。最初に子どもの普段の呼吸数と脈拍数を知ることから始めてください。赤ちゃんの場合は、今どこにいるのか常に現在位置を確認して、何をしているのかも常に確認するようにしてください。誤飲防止、事故防止のためにも、手の届く範囲にはさみやカッター、タバコなど危険なものを置かないように注意してください。小児の救急疾患を挙げていきます。乳児の場合、発熱やけいれん、下痢や嘔吐の症状が多いです。幼児の場合、身体の発育と行動発達のアンバ...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
次に子どもが発熱した場合の応急手当と状況判断について説明します。発熱とは一般的に37.5℃以上を指しています。しかし乳児の場合は平熱が高いため、夕方になれば元気でも37.5℃になることがあります。そのため様子を観察していて元気で風邪症状もなく食欲もあれば発熱と判断しなくていいと思います。発熱した場合には、脇の下で熱を測ってください。熱に伴って嘔吐やけいれんなどの症状が出ないか注意して見ていてください。ビニール袋などで氷嚢を作ったり、タオルを絞ったりしたものを頭や脇の下に挟んで体を冷やしてください。熱が高いからと全身を毛布でくるむなどすると、脱水症状を起こしてしまうことがあるので注意してください...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
住んでいる地域によって医療行政には大きな違いがあります。特に小児科の場合、休日や夜間の救急診療を受ける機会が多くなるため行政主導のもと医療体制を整えてもらう必要があります。少子高齢化の昨今、安心して子どもたちを育てていける環境作りをしていきたいものです。そのために小児科医療は大切な項目の一つとなります。平日の日中は子どもを見てくれる小児科はいくつもあります。しかし休日や夜中まで対応してくれる医療機関はなかなかありません。そのため多くの自治体は、行政主導のもと救急センターなどを作って備えているのです。子どもの場合夜中に熱を出すことが多いです。そのため子育てをしている親はとても心配になってしまいま...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児科では15歳以下の未成年を対象として専門的な医療行為を行っています。ではなぜ15歳以下と定められたのかその定義についてご説明します。それは子どもの体の成長がだいたい15歳くらいで終わるからです。だからといって15歳になった時点ですぐに小児科から他の診療科に変えるというものでもありません。およその目安として受け止めればいいのです。乳幼児のころは体が少しずつ成長するにつれて体の免疫力も変化してきます。幼いころは体の抵抗力がとても弱いため感染症などにかかる危険性が高くなります。つまり年齢が小さい子ほど注意しなければいけないのです。一般的には小学校に入学するころには、特別な病気を抱えていない限りほ...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
病院に連れていくべきかこのまま様子を見るべきか、子どもの体調が悪いとき親はその判断に悩むと思います。子どもの場合、体調の訴え方にかなり違いがあります。救急車を安易に利用するという「コンビニ受診」も問題になっています。安易に休日や夜間に小児科救急を受診して小児科医の負担となっていることも問題になっています。しかし受診が遅れたために、子どもの健康が損なわれたら大変です。正しい知識を持ち、適切に病院を受診できるように、医療機関を受診する際の判断基準について説明します。病気を早期発見するために大切なことは、子どもたちの普段の状態を把握しておくことが大切です。子どもの病気を診る上で一番のポイントは、子ど...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
次に「1歳から2歳の乳児」を小児科に受診させる基準です。痛いという部位があれば、触ってみて表情で確認するといいです。言葉を話し始めるころですが、まだ痛さやその思いを伝えることはできません。何をしてあげても機嫌が悪い。38℃以上の熱が3日以上続いている。高熱によって嘔吐やけいれんの症状がある。けいれんを起こしている。耳を触っているとか、耳を触ると痛がる場合。激しい腹痛を訴えているとか吐く場合。血便が出ている。発疹が出た。水分を全然飲まない。おしっこを1日出していない。手足を動かさない。咳き込んで苦しそうにしているなどの症状があればすぐに小児科を受診してください。1歳から2歳児の場合、病気以外にも...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児科を受診するときに、事前に準備しておいた方がいいことを説明します。小児科の先生を目の前にして、聞きたいと思っていたことが聞けなかったという経験があると思います。診察室を出た後に「聞き忘れた」と思ったこともあると思います。こういった思いをしないためにも、小児科を受診するときには準備しておいた方がいいことを挙げていきます。受診するときに持参するものは、「母子手帳」、「乳幼児医療証」、「健康保険証」、「体温や症状を書いたメモ」、「他に薬を飲んでいる場合には薬の内容がわかるもの」などです。受診前のチェック事項、メモすることとしては、「発熱」や「咳」、「下痢」や「嘔吐」、「腹痛」、「けいれん」などの...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
子どもが熱を出した時は、すぐに耳鼻科に連れていくというお母さんも多くいることに驚きます。子どもが体調をくずしたらまずは小児科と考えていました。子どもが熱を出してその原因が中耳炎によるものであったという経験があるお母さんは、次に子どもが熱を出したらすぐに中耳炎を疑って耳鼻科を受診するそうです。耳鼻科に行くと、高熱を出した子どもが結構いるものです。耳鼻科でも小児科と同じように、抗生物質や風邪の症状を抑える薬をもらうことができるからです。さらに耳鼻科の場合、鼻水を吸ってもらったり、吸入したりするなどして耳鼻をきれいにすることもできます。しかし小児科医によると、子どもが熱を出した場合は、まず小児科を受...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
風邪などをひいて病院にかかるとき、何歳までの子どもを小児科に連れて行くべきか、何歳から内科に連れていくべきか悩んでしまいます。一般的に日本では小児科の診察対象年齢は生まれてすぐの赤ちゃんから中学生までとなっています。法律や健康保険において特に規定があるわけではありません。年齢的に特に厳しい決まりはないのですが、実際には中学生くらいになると、赤ちゃんと一緒に小児科の待合室で待つことに抵抗がある子も出てくるため、大人と同じ内科を受診しているケースも多いようです。小児科とは子どもを対象として診察する科です。大きな病院ではたくさんの診療科と並び必ず小児科が設置されています。小児科専門病院もありますし、...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
子どもが小さいと特に急な発熱、検診や予防接種など小児科のお世話になる機会が多くなります。いざというときに困らないように近所にある小児科の専門医院や内科で小児科の診療も行っている病院をチェックしておくようにしてください。乳幼児にしかない特有の病気もありますから、小児症例をたくさん診ている医者にかかった方が安心です。複数の病院がある場合には、近所のお母さんたちから評判を聞いて参考にするといいと思います。人気があるところは混んでいて待ち時間も長くなるので困りますが、人気があるからには何かしらの理由があるはずです。ただし医者との相性も関係しますし、人それぞれ感じ方も違うため評判だけで100%判断しない...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児科の特徴について説明します。他の診療科と小児科との違い、それは小児科では子どもに関する病気全般を診るため、全ての診療科に精通していることです。当然小児科医は、全ての診療科に関して知識を持ち、精通している必要があります。子どもに対しては大人を対象とした診療科みたいに、内科や外科、皮膚科などと科が分かれていません。そのため子どもの体調が悪くなったときには、小児科医に全ての診療科の診察をしてもらうことになるのです。また子どもの体は大人とは違うので子どもに限定して診るというだけでも独立した診療科が必要なのです。なぜなら子どもは1歳年が違うだけでも体の状態が大きく違うからです。つまりそれぞれの年齢に...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児科は「3K」と呼ばれています。「きつい」「休暇がとれない」「給料が安い」の「3K」です。産科と並んできつい職場だと言われていて、人員不足が常態化しています。この状況を改善するために、小児科医療の改革案について述べたいと思います。まず1つ目は先ほども述べたように医師の待遇改善をすること。2つ目は救急外来に関して国民の理解を求めてまずはホームドクターを頼ってもらうようにすること。3つ目は出産や子育てをしても女性医師が働きやすいような環境作りを行い、看護師の増員を行うことです。小児科では医師の3割が女性医師です。女性医師の中心は30代で、今小児科を支えている女性たちは出産する年代にさしかかってい...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
ここ数年、大きな病院の中で小児科を持っているところが減ってきています。こうなってしまった理由のひとつに診療報酬体系の問題があります。小児医療において、子どもの体に負担となるような検査や投薬はできる限り行わないのが原則となっています。しかし現在の診療報酬体系では、検査や薬が多ければ多いほど報酬が増える仕組みになっています。そのため病院を経営するにあたって小児科は収入が少ない科となってしまうのです。さらに小児科では注射をしたり点滴をうったり、検査をしたりする場合にも子どもを抑えるための人手が必要となります。他の科よりも何倍も手間がかかります。注射や検査をしても報酬は大人の患者と同じです。投薬に関し...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
もう1つ小児科医療の問題として挙げられるのが、小児科医の賃金体系についてです。病院の小児科に対して魅力を感じられないことが小児科医不足を招いている要因でもあります。病院に勤務している小児科医の待遇が悪すぎて魅力を感じられないそうです。病院で低賃金で過酷な状況の中働いているよりも、個人で開業していった方がはるかに収入は良くて夜間診療もしなくて済むからです。特に患者が多くて必要とされる小児科の夜間診療ですが、医師は夜間も睡眠がとれることを前提として働いています。そのため夜間勤務の翌日も平常通りの勤務をしなければいけません。しかし実際には小児科の夜間救急では患者が多すぎて、医師はほとんど眠ることがで...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小さい子どもを持つ保護者が、休日や夜間などに突然子どもが病気になってどう対処したらいいかわからないというとき、病院に行って診察してもらった方がいいかどうか判断に迷ったときなどに相談できるところがあります。それは「小児救急電話相談」です。「#8000」をプッシュして電話をかけると、各都道府県の相談窓口へと自動転送されます。小児科医や看護師に相談をすることができます。子どもの症状に応じて適切な対処がとれるようにアドバイスを受けることができます。核家族化が進んでいる現在、家庭や地域における子育て機能の低下や女性の社会進出によって休日や夜間に小児科を受診したり、子育てに不安を抱えたりしている傾向が強く...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
昼間と夜間では小児科医の人数が違います。小児科の全体数が減っているわけではありません。小児科には小児科標ぼう医と、小児科専門医がいます。小児科標ぼう医は、看板に小児科を掲げていて子どもの診療を行っています。実際の専門は内科であったり別の科であったりするわけです。小児科専門医の数は圧倒的に少ないです。そのため昼間は通常の病院や開業医が診療しているため小児科の数は十分に足りているのです。ところが問題は夜間や休日にあります。この時間帯は小児救急で対応しているのですが、小児救急の場合、急患は専門医を求めているということで、小児標ぼう医はほとんど夜間診療に協力していないのです。そのため小児科専門医だけで...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
喘息の場合、どうやって医者を選べばいいのか考えていきます。「医者」というのは、国家資格である「医師免許」を持っている人のことです。そして「専門医」とは、日本専門医認定制度によって認定された医師のことを言います。日本では医師の国家試験に合格した人が自由に標榜科目を選べるようになっています。日本医学会加盟学会の専門医認定制協議会は、専門研修を5年以上受けていて資格審査と試験に合格し、学会に認定された医者のことを専門医としています。自分のかかりつけの小児科医が専門医であるかどうかは、学会のホームページに告知されていますからそちらで確認することができます。小児科の専門医を調べるには「日本小児科学会」、...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
子どもの病気の大部分は小児科で診ることができます。しかし中には小児科だけでは治療するのが難しい病気もあります。迷ったらまずは小児科を受診するべきですが、症状が明らかな場合は最初から専門科を受診するのがいいと思います。「頭を打った場合」。頭痛を訴えたり、嘔吐が続いたり、けいれん症状がある場合には頭の中で出血している可能性があります。すぐに「脳神経外科」を受診してください。頭を打った後も元気にしていて24時間たっても特に自覚症状がない場合は小児科を受診してもいいと思います。しかしごく稀なケースで頭の中でゆっくりと出血することがあります。頭痛がひどくなったり、歩行に支障が生じたりしたら至急脳神経外科...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
「転んでケガをした」という場合。病気ではなくケガをしたときには、小児科を受診してもあまり意味がありません。傷口がぱっくりと開いていて縫うような場合には、「外科」や「小児外科」を受診してください。顔をケガしたときには「形成外科」にいくといいです。形成外科がある医療機関は少ないのですが、形成外科ならばできる限り傷が残らないように治療することができます。傷が開いた状態では、傷口から雑菌が入って感染症を起こしてしまいます。傷が治りにくくなり跡も残りやすくなってしまうためなるべく早く外科を受診して傷口を縫うかテープで傷口を閉じてもらうようにしてください。万が一、傷跡が残ってしまった場合にも、後から形成外...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児科の場合、診察するということは単に病気を診察するだけではありません。子どもの成長を見ることも含まれています。子どもが元気に過ごしていても、周囲の子よりも成長が遅いとか、体が小さいことが病気のせいであることもあります。子どもの健やかな成長はどこの親も同じ願いです。しかし自分の子どもが他の子よりも成長が遅かったり、言葉を話すのが遅かったりすると親はとても心配します。子どもの発熱に関しても、大人よりも高熱がでるため、大人は過剰に心配してしまいます。子どもが乳幼児の場合、特に自分の口で症状を伝えることができないため親は余計に不安になります。親が子どもの状態をきちんと伝えて診察してもらうようにするた...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
病気になったら大きな総合病院へ子どもを連れていくという親も少なくありません。特に子どもが基礎疾患を持っているならば納得ができます。しかし基礎疾患を持っていない普通の元気な子どもの場合にはどうなのでしょうか。大きな病院なら安心だという勝手な思い込みだけで総合病院を選んでいる親も少なくないと思います。大きな総合病院の医者だから優秀であるということはありません。また総合病院にある小児科の場合、曜日によって医師の外来診察日が変わるので、受診した日によって診察医が違うということもあります。同じ病院でも医者によって診療方法が違います。前診てもらった医者と言っていることが違うと感じることもあると思います。慢...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
どうしてここまで子どもの数が減ってしまったのか、少子化の原因は何でしょうか。少子化のために地方における小児科医療も危機に陥っています。若い小児科医が地方勤務をしなくなったため、地方に小児科が存在しなくなっているのです。医師の中で、小児科の仕事は特に大変だと言われています。子どもの場合夜中に熱を出したり、体調を壊したりして時間外に受診することが多いからです。もちろんほとんどの場合が、心配することはない程度の症状なのですが、一人目の子どもを持つ母親の場合特に不安で仕方ないため救急病院を受診してしまうのです。近年は核家族化しているため、相談する相手もなく母親一人で抱え込んで悩んでいるケースも多いので...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
親が子どもを診せたいと思う小児科はどういったところなのか考えてみます。多くの人に注目されている小児科の特徴を紹介します。小児科医に求められるのは、医療の技術、医学の知識はもちろんですがそれだけではありません。子どもへの接し方も重要な要素となります。人気がある小児科の場合、小さい子どもが来院を嫌がらないような工夫がされています。小児科には子どもが喜びそうなものがいっぱい置いてあります。おもちゃや絵本、子どもの好きそうなアニメのキャラクターがついたポスターや、手作りのキャラクターの切り抜きなどです。赤ちゃんの中には病院に入った瞬間にその空気を察して泣きだしてしまう子もいます。すると次から泣く子を連...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児医療改善に関しての事業を行っているのが「日本小児科医会」です。国際的な活動も行っていてWHOやEPIの活動にも協力をしています。日本小児科医会では、小児医学の成果を立脚しながらも小児の医療と保健、福祉の充実と向上をはかって、小児が健全に発達していくように寄与しています。日本小児科医会が行っている事業としては、小児医療に関しての調査や研究と小児医療を向上に関連した事項です。小児保健の推進と普及に関すること、小児の福祉に関すること、生涯研修に関すること、医の倫理を確立させて実践していくこと。小児社会保険医療の充実をはかり改善していくこと、小児医療の国際交流に関すること、小児医業の経営改善に関す...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
「日本小児科学会」とは、日本の小児科学を将来発展させることを目的としている学術団体です。1896年に「小児科研究会」を創立して、1901年に「小児科学会」と改称しました。現在の「日本小児科学会」に改称したのは1947年のことです。日本小児科学会には下部組織として、全国の7地区に6地区の学会があり、各都道府県には地方会組織があります。これらの組織で小児科学会の活動を展開しています。北海道と東北地区を合わせたものが「北日本小児科学会」、他にも「東日本小児科学会」、「中部小児科学会」、「近畿小児科学会」、「中国四国小児科学会」、「九州小児科学会」です。日本小児科学会では小児の予防接種スケジュールを公...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
子どもが病気になったら、症状がひどいときには入院する可能性もあります。小児科の入院について説明します。多くの病院で、小児科病棟は大人の利用する病棟とは違う作りになっています。それは子どもだけに必要な機器や設備があるからです。小さい病院の場合、小児科専用の病棟がない場合もあります。その場合は子どもが大人と同じ病室に入院することになります。一般的に病院には小児科病棟があります。小児科病棟に自分の子どもが入院する場合に気をつけなければいけないことがあります。それはお見舞いについてです。完全看護の病院においては、いくら子どもでも母親の付き添いを必要としません。子どもを心配して毎日のようにお見舞いに行く...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
小児科医不足の今、発想の転換も必要だと思います。小児を診るのは小児科だけなのか、そうではないと思います。小児を診るのが小児科専門医だけとなると、その数はかなり減ってしまいます。小児科医だからといってすべての病気がわかるわけではありません。小児の特定の疾患において経験豊富な小児科医でも他の分野は苦手という人もいると思います。逆に小児科医ではないけれど、たくさん小児を診ている医師もいます。小児科専門医の資格は持っていないけれど、小児診療の臨床経験が豊富にある医師ということです。こうした医師を活用していないことが現在の問題でもあるのです。小児診療の経験があまりない小児科医と小児科医ではないけれど小児...

2015/10/09 01:38:09 | 小児科(2)
現在、日本小児科学会が推奨している予防接種を紹介します。つまり小児科では現在これだけの予防接種を実施していることになります。まず乳児期には「ポリオ」と「BCG」と「三種混合」。乳児期から幼児期にかけて「日本脳炎」と「インフルエンザ」と「MR」。任意接種ですが「水ぼうそう」と「おたふくかぜ」の予防接種もあります。他にも任意ですが乳児期から幼児期にかけて「ヒブワクチン」と「肺炎球菌」と「B型肝炎」と「ロタウイルス」があります。10歳以上の学童期を対象として「二種混合」や「子宮頸がん予防ワクチン」があります。ワクチンを接種しないと、病気にかかって重い後遺症が残ってしまったり命が危険にさらされたりする...