小児科医療の改革案

小児科は「3K」と呼ばれています。
「きつい」「休暇がとれない」「給料が安い」の「3K」です。
産科と並んできつい職場だと言われていて、人員不足が常態化しています。

 

この状況を改善するために、小児科医療の改革案について述べたいと思います。
まず1つ目は先ほども述べたように医師の待遇改善をすること。
2つ目は救急外来に関して国民の理解を求めてまずはホームドクターを頼ってもらうようにすること。
3つ目は出産や子育てをしても女性医師が働きやすいような環境作りを行い、看護師の増員を行うことです。

 

小児科では医師の3割が女性医師です。
女性医師の中心は30代で、今小児科を支えている女性たちは出産する年代にさしかかっています。
そのため産後も小児科に戻ってきてもらうように制度改革をしなければいけません。

 

さらに小児科の開業医が高齢化していることも顕著になってきています。
高齢の医師が多い開業医に対して小児救急診療を求めるのは無理があります。
例えば東京練馬区で夜間診療の輪番をしている医師の平均年齢は50歳以上になるそうです。
10年後、20年後続けていられるのかどうか不安です。

 

医師の過酷労働を少しでも減らすために看護師を増員することで負担を軽減できると考えます。
小児科医の増員に関しては長期的に見ていくべきです。
医師になるには6年プラス研修期間2年の合計8年かかるわけです。
そのため今優先すべきは看護師を増員することなのです。
優秀なベテランの看護師は、新人医師を育てることもできます。
医師の負担を減らすため、電話の問診、簡単な診察、注射などの看護師でもできる仕事の線引きを法改正してほしいと思います。

 

また近所にホームドクターをもってもらうことで、安易に総合病院に行く患者を減らすようにするべきです。
さらに救急外来に自己負担制度を導入すれば、安易に受診することがなくなり、本当に重症な患者さんだけが受診するようになると思います。

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